中心原理・すべては一つ

前置きが長かったですけどね、当時は夏でした。 私は5年間かけた水づくりが失敗したわけですから、しょんぼりしてました。落ち込んでいました。意気揚々と頑張ってやってた実験が失敗したことがわかって、自分の部屋閉じこもってました。暑い部屋の目の前に扇風機が回ってました。扇風機はオモテは右に回っていました。右に回って風が出てるんですね。いいですか、これを能動原理といいます。能動原理ね。ところが先ほどから私がずっと言ってるように、世の中はすべて相対的にできておりますので 、扇風機にはオモテがあると、必ずウラがあるんですね。

ウラはどっちに回ってるかというと、オモテとは反対に回ってるんですね。左回りをしてました。左に回って風が入るんですね。これを受動原理といいますね。ここが大事なところなんですが、扇風機の羽根は2枚ではなく1枚でした。

さぁ、ここでですよね。今日はここの話を目一杯して終わりにします。なぜなら、この扇風機の話は、理美容師さんたちはみんな嫌うんです。

私1年間やってきてね、最初の頃はこの話になるとみんな帰るんですね。最初の3年ほどはね、前の列で私からこう見られてる人ね、その人だけは残ってるんですよ。帰りづらくて。

でも、あとはもう、とっとと帰ってしまうんですよ。

いつもそうなると、主催してくれた人はよく言うんですよ。

もう、あなたのその話やめなさいって言うんですね。

その話をするから、みんな帰ってしまうんだってね。その嫌な話がこれですよ。訳わからんかったんでしょうね。だけど今はちょっと違いますよ。趣向を変えて話をします。

あのね、中心原理を知りたかったら、これがわからん人、何万年経ってもわかることはできないですよ。無理なんです。これが一番大事な話なんですよ。 中心原理の中心たるもんです、

これが。だからみなさんたちには、どうしてもこれをわかってもらわなきゃいけないんですよ。早くわかるかわからないかは、嫌いになってる人は理解が遅い。 素直に聴ける人は早い。それがこの、扇風機の話ですよね。これをもう、1年間ずーっとやってきました。さて、この紙にはオモテがあれば、必ずウラがありますね。 これわかるでしょ? この紙のオモテとウラは切り離せるでしょうか?ということですよ。

どうでしょう?考えてみてください。 オモテとウラですよ? どう? 切り離せるでしょうか? ちょっと切 り離せないですね。

どうして? どうして切り離せないの? これ。 切り離せる、って言った人もおりましたよ。 どうすんの?って聞いたら、もっと薄く切ればいいと言いました。

でも、それは紙が2枚になるんですよ。 この紙をもっと薄く切ったらね。

だけどその2枚の紙には、またオモテとウラが必ずあるんですよ。

ですから、オモテとウラを切り離せますか?

切り離せないですね。そのことがわかったら、これを書きましょう。 相対的という話をしましょ

うね。相対っていうのはね、1+1は1である。この1は元になるものです。こういうことです。 はい、扇風機で説明していきます。

オモテは右に回ってる、 ウラは左に回ってる。右に回ると風が出る、左に回ると風が入る。

上があると下がある、大きいものがあると小さなものがある。

水でいうと、酸性があると必ずアルカリ性がある。電気的にいうと、プラスがあるとマイナスがある。

ね、こうなってるわけですよ。

そして、右と左で1、出ると入るで1、上と下で1、大と小で1。そして、酸性とアルカリ性で水。

その水は1。 プラスとマイナスで水。 その水は1、こうなりますね。


相対性

左・・・・・・・右 =1

入る・・・・・・出る=1

下・・・・・・・上 =1

小・・・・・・・大 =1

マイナス・・プラス =1

アルカリ性・・酸性 =1


さあ、何を言いたいんでしょう? もう答えをここに書きました。

なぜオモテとウラは切り離せないの?っていったら、一つだから。

これ、美容師や理容師いう人はね、賢いのか頭がいいのかわからない。単純なことしか言ってないんだから、単純に考えてくれって言ってるんです。その単純なことをまた難しく考えるんですね。

だからいつまで経ってもわからないんですよ。

これそんな難しいことじゃないですよ。ね、オモテとウラということは、相対は切り離せないの、一つだから。絶対に切り離せないんです。わかります?この意味。オモテとウラは一つということはですよ、あっちがあって、こっちがあって、ってみんな言うでしょ?それがないって言ってるんですよ、私は。一つしかないよ、って言ってんのよ。

出ると入るは一つよ。あそこにドアがあるけど、みなさんが入ってくるときは、なんだと思って入って来ました? 入口と思って入ったんでしょ。そして今度、帰るときは入口じゃなくて、出口と思って出るんでしょ。だから、出ると入るは一つですよ、言ってるんですよ。

何が言いたいかっていうと、いいですか? この相対ってみなさん方に見えてるものですよ、相対ってことは見えてるものですよ。見えてるものは、本物じゃない、って言ってるんですよ。偽物です。全部偽物です。不思議な顔してこっち見てますけど、もうそんな顔してもダメですよ。偽物は偽物なんですよ。 これは夢、幻です。その夢、幻は不思議ですね。触れるし、形になってるしね。

私はそれを勉強するのにね、毎月毎月、山梨まで通ったことがあるんですよ。

そこに行ったらね、知花敏彦さんという立派な先生がおられたんですよ。その当時は立派と思えなかったですけど。

なぜかというと、訳のわからない話をするからですよ。私もそこに行って、一生懸命聞くんです。

朝と晩の講話をね。宇宙の法則を話してくれるんです。だけどこっちがわかってないからね。

で、この先生は相対は仮想だ、偽物だって言うんです。自分が持ってるチョークでですら、これは偽物だって言うん

ですね。みなさん、ここにあるこのペンは仮想だと思いますか? 夢、幻だと思いますか? 

手で触れるんですよ?

舐めようったら舐められるんですよ。確かに目の前にあるのに、知花先生は、ないって言うんですよ。

こんな訳のわからんこと言われたら、ふつうは頭こんがらがりますよ。

だから私は、そのことがずーっと引っかかってました。だからその人の話は、全部を腹に落とせないんですよ。もう引っかかったまんま。 ずーっと引っかかってました。 何年も引っかかってました。

私は性格上、この引っかかってる状態が嫌なもんだから、人よりも早くそれを知りたい、わかりたいと思うわけですよ。そうするとね、この講話のビデオテープとかが売ってるんですよ。 それぞれ書いてある題名が違うんですよ。

それで、このビデオを見たら絶対ヒントがあるはずだと思ってね、

50本も100本も買って帰りました。で、さあ家に帰ってビデオ入れてね、さあ見るぞ!

ってね。ところが見たらね、どれも同じことを言ってるんですよ。ガクッとくるんですよ。

なんじゃこりゃ!とね。どれもみんな同じこと言ってるじゃないかってね。

そこでね、私も考えました。さっきこれを書いたときにね、みなさんにお話したときにね、美容師、理容師さんたちはきっと、当時の私と同じだなと思ったんです。レベルは一緒だな、と思いました。

だから扇風機の絵を描いても、おそらくわかってないんだろうな、わからないんだろうな、と思うのね。ほとんどわかってないでしょ。そしてわからないうえにですよ、見えてるのも全部偽物だって言ってんですよ。何が言いたいでしょう?極が二つあるのが相対って言ったでしょ。ものがこう、いくつもあるように見えても一つしかないんです、みなさん。一つしかないのよ。あるのは一つしかないの、一個しかないの。

さあ、この一つしかないということを知らない人間が、どういう思考を持つと思いますか?そこから生まれてくるのが、分離観なんですよ。 分離観。この分離観、これが争いの元なんです。

分離観、わかります? 分離観ですよ。 地球を汚したり、壊したりするのも分離観ですよ。 戦争するのも分離観。差別するのも分離観。そうでしょ。全部が分離観。全部これから生まれてくるんです。

よろしいですか? 世の中は見えてるものは一つしかないのよ。一つしかない。それをいくつもあるかのように私たちは思ってしまった。これをね、なんていうかと言うとね、みなさんたちが見ているもの、これ、目の錯覚です。もう錯覚まで抱くようになってしまいました。ええ、これ大変な事ですよ。 この分離観というのは大変なもんですよ。

我々人間の欠点というのはこれですよ、全部ここにあるんですよ。 こういったことがわからないから、地球は汚れる一方なんです。いいですか、この地球は海があるで しょ、土が ある、陸がある。 そこに動物もいる、植物も鉱物もね。微生

物もいる。 海の中には海藻もあれば魚もいて、そしてブランクトンがいて、さまざまな微生物がいて。 上を見たら空気いっぱいあるわけですよ。これ全部、今言ったもの全部を合わせて一つなのよ。

よろしいですか、一つなのよ。いろんなものが見えるけど、 一つなんです。

だ けどみなさんが 分離観を持ってるから、空気と私は別のもの、とね。 私は人間、あれは空気。私は人間、あれは土。 私は人間、あれは魚、とね、そうでしょ。私は人間、あれはカボチャ。 

そんなもんでしょ、人間は。

そこから分離親が生まれてしまい、私たちは水が汚れてもなんとも思わない。空気を汚してもなんとも思わなくなっているんですよ。しかし、空気がなかったら、人間は生きていけます?

生きられないでしょ? 水を飲まなかったら人間は生きられますか?生きれないでしょ。だから、水は私で、空気は私で、地球そのものの、生命体が私だということに気が付かない限りは、地球を汚し続けますよ、私たちは。環境浄化なんか、きれいごとで終わってしまいますよ。 何度きれいにしても、また同じことやりますよ。

自分とは別のものだと思っている限りは。その度に高次元の方々が援助をくれるとでも思いますか? 

そんなことあり得ないですよ、絶対に。ね、今回は特別だと思わなくちゃいけないです。 特別で、特別なことまで教えてもらったんですよ。

だから、それ知らなきゃいけないんですよ。素直に受け取らなければいけないんですよ。 

すべては一つでできているんですね。すべては一つでできているんです。

その一つのことを知らなければいけないんです。水は私で、空気は私で、そうやってみなさんたちは、地球に住んでるんですね。地球は自転をしてることを知ってますよね。回ってるんでしよ。この回ってるスピードを知ってます?

1500キロの速さだといいますよ。旅客機は900キロ、1500キロの速さっていったらね、自衛隊のジェット戦闘機ですよ。あれが1500キロ以上のスピードで飛んで行く。そんな速いスピードで回ってる上に、みなさん立っていて、なぜ、みなさんは吹き飛ばされないの? 家もちゃんとある。なぜ? 不思議だと思いません?答えは地球と一つだからですよ。 こういうことを考えなきゃいけない。

それだけじゃないですよ、そんなスピードで自転しながら、さらに太陽の周りを公転してるんですよ、地球は。 この速さはさらにすごいですよ。ものすごいスピードで回ってるんですよ。

これは宇宙と地球が一つだからです。 すべてで一つよ。全部で一つですよ。よろしいですか?みなさんは宇宙と他人事のように言ってますが、宇宙が我々の母体ですよ。

宇宙のことを生命といい、命といっています。ね、私たちはその宇宙という生命の中の一細胞にしかすぎないんです。 惑星も人間も全部で一つなんです。

だからね、ここで覚えといてほしいことは、まず分離観ということはわかりましたね。

すべて、すべてで一つですよ。全部で一つ。そしたらいいですか?自分がいます。 

自分がいると相対的にいうと必ず他人がいる、ね。 この自分と他人はどうなってるかというと、これも一つ。自分は絶対一人なんだよ。だけど、他人っていうのはね、不特定多数。これが5人かもしれない、2人かもしれない、10万人かもしれない、1億人かもしれない。 そうでしょ? だけど、それと自分で一つなのよ。すべては一つのもので成り立ってるのよ。一からできてるの。一の中の一よ。

一の中の一です。だから私たちはみんな、役割を持って生まれてきてるんですよ。 

どうです? みなさんたちの体の中で考えてみてください。 手の細胞と足の細胞は違うでしょ?

足の細胞が手の所に行きたいといっても、手を何とかすることできないの。 足にあってはじめて足が動く細胞なんですよ。それと同じようにね、この一つの中はね、大きな宇宙の中で、地球の中で、私たちは役割を持って生まれて来てるんですよ。役割のない人は一人も生まれてきてません。みんな役割があります。 だからその役割を果たさないけないんですね。それなのに役割を忘れて、害虫になっちゃいけないんですよ。ね、地球を汚すような害虫になっちゃいけないんですよ。

中心原理・心に続く